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1歳児検診が終わったら

◆これから1歳半までのあいだ、安心できる育児ガイド◆

食べなくなる時期だから

牛乳ばかりとか、おかずを食べないでごはんばかりとか、すききらいがひどいとか、体重のふえかたが少ないので異常ではないかとか、いろいろ不安になる時期です。これは、体格が今までの赤ちゃん特有のポッチャリ型から、幼児期のほっそり型へ移行していくときの一時的な現象です。

この時期は歩き回ったり、走ったり、投げたり、活発に運動しているので、体重はあまりふえませんが、毎月体重を測って母子手帳に記入しておいてください。お母さんは無理強いしないで、

また食べる時期がくる、とのんびりかまえましょう。 子どもがなかなか食べようとしないときは、機嫌をとって食べさせようとしないで、食べ物を片付けてしまいましょう。また、ジュースや甘いものを与えすぎていないか、空腹をうまくつかんでいないのではないかと、ふり返ってみる必要があります。

新しい事故のタネ

  • ピーナッツ、ポップコーン、豆、棒状のにんじんやセロリ、レーズン、チューインガムはこの時期には与えない!気道につめて窒息する危険があります。
  • 熱いレンジに子どもを近づけないこと。鍋の柄はレンジの向こう側に置きましょう。食事の支度をしているあいだ、熱い液体は子どもの手の届かないところに置いてやけどを防止しましょう。
  • コンセントにさわって感電しないように注意しましょう。 

ことば・こころ・能力を育てよう

言葉の発達を促すために、身のまわりの物の名前をいったり、体の部分を指で示しながら名前をいいましょう。食事のとき、おむつを替えるとき、入浴や着替えのとき、外出したとき、つねに子どもに話しかけましょう。

絵本は1ページにものと名前が1つづつ書いてあるのがよいといわれます。本を読んできかせたり、歌を歌ってあげ、子どもがみたり行動したことについても話してあげましょう。子供の質問には耳を傾け、忙しいときでもいやな顔をせず、意味のわからないことを聞いても、うれしい顔で答えてあげるといいですね。

子どもが正しい行動をしたときはほめましょう。新しい能力を身につけたときは、親が感心していることを表現しましょう。危険なことなど禁止項目は少なくし、そのかわり厳しく守らせましょう。

言葉によって禁止の意思を伝えたあと、必要とあれば、子どもをつかまえ、さわってはいけないといっておいたものを子どもから取り上げます。危険から遠ざけるために、子どもの体をかかえてその場から連れ出しましょう。

おもちゃを与えるとき、どういうふうに遊ぶかをやってみせる必要があります。まねをするような行動(例:お掃除・ままごと)はどんどんさせましょう。追いかけっこ、踊り、水遊び、ボール投げ、ボールけりなど、親の目の届くところでいろいろな運動をさせましょう。

ひとりっ子とか、きょうだいの年齢が離れているときは、近所の同じ年ごろの子どもと遊ばせましょう。近所に同じ年ごろの子どもが住んでいない地区では、子育て支援グループが近くにないか、保健所や保育所や会社の仲間にきいてみてはどうでしょう。

予防接種を忘れないで

麻疹(はしか)ワクチン、三種混合ワクチン(DPT)は注射しましたか? 2回目のポリオワクチンを飲ませましたか?(なるべく1歳半までにすませましょう) ・・・半年分なのでボリュームがふえました。

では、1歳半児健診でお目にかかれることを楽しみに、気がかりなことがあれば書きとめておいてください。

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